人生の転機が訪れるまでは、あわただしい日々を過ごし考えることもなかった。今となっては、もっと考えておけばよかったと後悔もあるので、ここに訪れた方は是非早めに人生プランを考えてほしいと思う。この間ノートにいろいろ思うことを書き出したが、50代の悩みは大きくわけて5点に絞られるのではないだろうか?
もくじ(5つの悩み)
1.自分の健康
女性の体は50歳前後で変化する。また普通に加齢とともに、視力、脚力などの衰えを実感する。また顔のしみ、しわ、たるみも急激に気になりだす。
私は、更年期障害といわれるものに遭遇したのは遅いほうだと思う。予防のため早くから命の母Aを飲んでいたり、アロマに凝ったりジョギングで汗をかいてストレス発散を心がけて来た。
しかしながら、親の介護と職場のストレスから、どうにもしんどくなってこのままでは「うつ」になりかねないということから、退職を決意した。この退職も生活環境が大きく変わるので、心身に与える影響が大きく、体調不良を引き起こし、しんどくて起き上がれない時もあった。
他のブロガーさんの書き込みでもいっぺんにストレスが重なると、それまで感じていなかった更年期の障害を実感するようになる、特に介護の時期という同じ境遇の女性がいることがわかる。
50代というと男女問わず、責任ある仕事に就く年齢でもある。女性は、責任の上、男性の目もストレスとなるし、その上に体調と介護。様々なストレスが重なったときの対処方法を、30代、40代から少し考えておいてほしいなと願う。
わたしが健康のためにやっていること |
✅ 酢を飲む |
✅ 散歩 または ジョギング |
✅ 寝る前のアロマ |
2 親の介護
一番大きな負担は親の介護をしなければならないという精神的負担であった。特に、残念なことに男性の寿命は女性より短いため、父については、母親が看取るので、我々はあまり関与しなくても大丈夫であった。それが40代。自分が50代になってくると、一人暮らしの母親は80歳を超えることになり、いよいよ健康寿命が訪れ、いろいろな問題が発生し始める。
夫の母 車の運転が危ないから返上したい(こちらとしても返上してほしい)だから、病院に行くのは連れて行って!これがまず、仕事との両立を阻む。
夫の母 父が亡くなって一人暮らしが、だんだん心細くなるのか頻繁に電話がかかってくるようになる。事あるごとに、週末は帰るのか?親戚の法事は行ってくれるのか?近所の行事にもそろそろ顔を出してもらわないと・・・と徐々にプレッシャーをかけ始める。
里の母親も父を看取った後、一人暮らし。そして介護は突然やってくる。秋まで元気だったのに、癌宣告とともに、抗がん剤の副作用による緊急入院。2週間熱が下がらず、4週間寝たきり。仕事どころでなくなった。
親の介護については、夫と早くから話あっておくことが必要。母親とも、もしも介護が必要になったらどうするか(施設に入るのかなど)躊躇せずに話あっておくべき。またお金のことも。
そして、私の場合、今後里の仏壇・お墓の後始末をしなければならない長女でもある。今後やっていかなければならないことが多すぎる。本人の意思も聞くべきだろうと思っている。
介護は突然やってくる。まだ先と思わず、今日にでも少し考えてほしい。
3.自分の老後
これまで共働きで、子供2人私立大学まで育て、いよいよ来年からは老後のことを考えて貯金をしなければと考えていた矢先、仕事を辞めてしまった。
幸い、厚生年金をかけているが、これまで定期年金便をろくに見ていなかったが、女性はもともと受け取り年額が少なく、結論として、ここまで苦労して働いてきたのに、専業主婦世帯とそんなに大差ないじゃない!急に心配になる。
また、我々の世代、60歳定年で働くのを辞めてしまったら、65歳の年金受給まで貯えで生活していかなければならない。
年間300万で生活したとしたら1500万。退職金をもらっても、すべて取り崩してしまう。
また、年金自体もしかしたら、介護保険などさらに搾取されて手取りが減る可能性もある。だから、今から家計の断捨離も考えましょう。
多くの人は、再雇用で65歳まで働こうと思っているはずだが、私の勤めていた会社の再雇用制度は、給与は時給になるし、配属は現場担当しか選択肢がない。役職がついていた人でも、若手の部下になって、しかも給与は半分以下になってモチベーションも上がらない。つい先日までその姿を何名も見て来た。本当にせちがない世の中だ。
50歳になったら、ぜひ考えておいたほうがいいのは60歳から65歳までの間、どう生きるのかということだ。再雇用でプライドも気にならない、ストレスもない方はそれでもいいが、自分は絶対心が持たないという方は身の振り方を考えておいた方がいい。
定年前に退職していった人の中には、次を考えていた人が何人もいた。
☑ 65歳まで同じ条件で働ける会社へ転職した人
☑ 太陽光発電へ投資して、今後10年以上?は毎月売電利益だけで食べていけるように成功させてから辞めた人
☑ そば屋を始めると決めて、退職金をもとに開業した人
できれば55歳までは今のところで働いて、次を考えたかったと、少し悔しい気持ちもあるが、親の介護が一段落したら、(選択肢①)老後の貯金のために再就職して雇われの身で働くか?(選択肢②)投資が必要だが起業をするか?(選択肢③)新しい可能性としてネットの世界で生き残りをかけるか・・・?他にも選択肢は増えるかもしれないが、何か仕事をしていこうということは決めている。
夫の母からの長男の嫁でしょ的な(同居してあとを継ぐという)プレッシャーもあるが、老後の設計ができない限り、今のところその選択肢はない!(しかしながら、介護は突然やってくる!想定も考えておかなければならない)
4 趣味・友人
学生時代はテニス部に所属し、独身時代にはゴルフにも手をだしたり、お料理教室や華道など習い事をしたりしていたが、結婚して家事と仕事の両立、ましてや子供ができてからは、ほぼ自分の時間が持てず、学生時代の友人ともだんだん会えなくなり、それでも子供がサッカーだの、浄瑠璃だの子供の行事事でママ友との付き合いが大変で、自分の時間が持てだしたのが、つい最近、長女が就職してからである。それでも、責任ある仕事と家事をこなす日々に追われ、つきあいは職場の人が中心であった。
これが仕事を辞めると、職場のつきあいは疎遠になる。時々、同僚に会いたいなって思ったりすることもあるが、そうもいかず、昔からの友人に「仕事辞めたんよ」って電話しまくった。人間ひとりでは生きていけない!友人は本当にたいせつ。
また、趣味ではフラワーアレンジメントがあるが、これも頒布会キッドで、月1回程度のこと。日曜に通っていた秘密の特技もあるが、介護中は何となく自粛して行っていない。コロナウイルス対策で緊急事態宣言がだされている今は、近所の散歩とブログづくりが趣味と化している。それが解除されたら、セミナーに行ったり、教室に通ったりで新しい交流を広げていきたい気持ちでいっぱいだ。
今、子育てをがんばっているママさんたちへ、やりたいことを考えておきましょう。というか、できれば今からでも、子供の独り立ち後すぐ切り替えができるよう、少しずつ準備をしておきましょう(それはお金が必要なことかもしれないし)
5 生きがい(仕事)
さて、生きがいについてですが、これは自分の価値観をよく洗い出した方がいいと思う。自分が「経済」「権力」「審美」「宗教」「理論」「社会」の項目で何かを判断するときに(無意識に)どこを重視しているかを考えてみることが必要だ。私は結構迷信や占いを信じたりするので、宗教がちょっと入っているのだか、どうやら「経済」のようだ。経済に価値観を置く者は、起業に向いているとのこと。ちなみに、宗教といっても、「〇〇教を信仰しています」という話ではなく、「神様!」って何かにつけて祈願したり、たとえば、私は七赤金星なので、この”4月は大きなお金を動かすと大損する”とあったので「株価が下がっているから買い時!」とか「国債発行って話だから買い時!」と頭によぎるけど、「今はしてはいけない!」モードを守っている。今の身動きがとれない状態も「今年は八方塞がりの年」らしいので当たっているとすっかり信じ込んでいる。
結論として、これからの生きがいとしても、価値観を「経済」に置く私は”自分で稼ぐことを考える”。そして、その経済活動が誰かの役に立つ。ということをめざすことが、今後の人生を豊かで幸せにすることだと考える。
まとめ
1 健康が一番。食べるもの、運動を考えましょう。ストレスが一番害を与えます。ストレス回避方法を普段から試し、いざというとき行動できるようにしておきましょう。
2 親の介護。まだまだ先と思ってはいけません。自分だけで考えてもどうにもなりません。本人およびパートナーと話をしておきましょう。
3 自分の老後。特に60歳~65歳までの生活手段については考えておきましょう。お金を貯めることも必要ですが、生活費がはみ出ないための家計の断捨離も考えておきましょう。
4 趣味・友人。子育てと仕事だけでなく、趣味と友人を大切にしましょう。友人は新しい世界でも作れます。ぜひ新しい世界にも飛び込みましょう。
5 生きがい 自分の価値観をつかみ、生涯楽しく生きられるような社会や誰かの役にたつ仕事をしていきましょう。